「水を吸水できる量」≠「尿を吸水できる量」凝固剤の説明でよく見かける「○gで○mLの水を固められます」という表現。これはあくまで“水”を固められる量であって、“おしっこ(尿)”を固められる量ではありません。パッケージの表記にご注意!『〇グラムで〇mLの「水」を固める』——この表記、気を付けてください。仕事柄、自分たちはこの記載を見ると『ああ、じゃあトイレで使うならこれくらい必要か…』と自然と考えてしまうのですが、商品のレビューなどを拝見していて【〇mLも使えるので安心!】のような、お客様の声をみかけることが時々あります。あ、この勘違いはよくないな…!!! と思いました。「水」と「尿」は、どちらも主に水分でできていますが、その成分構成はまったく異なります。なので当然、ポリマーが吸水できる量も違います。吸水ポリマーが最大限に吸水能力を発揮するのは「水」に対してです。一般的な吸水ポリマーは、尿のように成分が多様な”濃い液体”では、吸水量は減少します。あくまで目安ですが吸水ポリマーが固められる人間のおしっこの量は水を基準にした吸水量の「約1/3~1/4